ピアノは教育にいいと言われ、幼少期から習い事としてピアノ教室に通わせる親御さんは多いです。
実際にピアノを習うことは、ピアノが弾けるようになるだけではない、様々なメリットがあります。
今日は、そんなピアノを習うことで得られる10のメリットについてご紹介します。
ピアノ演奏とは、音を表現することです。演奏を続けていくことで感性が磨かれ、少しづつ表現力が養われていきます。ピアノが上達するにつれ、ますます表現することが楽しくなり、感性の豊かな人間に育ちます。ピアノで培われた表現力は、日常生活の様々なシーンで活かされるようにもなります。日本人が苦手と言われる『自分を表現する力』がピアノを通して身に付くようになります。
ピアノを弾くためには、目・指・耳・脳をフル活用するため、脳に良い影響や刺激を与えると言われています。右手と左手を同時に使うピアノは、右脳と左脳の両方を活性化させます。右脳と左脳をバランスよく使うことで脳の神経が太く育ち、脳の伝達もより円滑になるという研究結果も出ています。また、ピアノ演奏は楽譜を覚えることにも脳を使うため、脳が鍛えられるとともに、記憶力も高まると言われています。
ピアノを弾いているときは、鍵盤を叩く、楽譜を見る、音を聞くなど、様々なことに集中しなければなりません。そのため、ピアノの習い事は、高い集中力を身につけることに役立ちます。また、人前での発表の機会を積むことで、本番でのプレッシャーに立ち向かう集中力を養うこともでき、本人の持っている能力を最大限発揮できるようになります。集中力は短期間で簡単に養えるものではないので、子どもの頃から訓練することが大切です。
ピアノを習うと、勉強の成績が上がると言われています。ここまででお伝えしたように、ピアノを習うことで記憶力が鍛えられます。また、ピアノの練習で培った集中力は勉強をする際にも役立ちます。また、脳自体鍛えられるので、物事への理解力が高まります。以上から、実際に、ピアノを習うことで成績が上がったという方は多いです。
ピアノを習うことで音感やリズム感が身につきます。リズム感は、運動神経の向上にもつながりダンスやバレエはもちろんその他のスポーツにも役立ちます。また、音感やリズム感が身についていると、他の楽器の習得も比較的容易になります。ひとつ楽器ができることで他の楽器や音楽へのやる気に繋がり、一生の趣味や特技として長く楽しむこともできます。
ピアノは音の高低、音質を聞き分ける能力を鍛えます。実は、この音を聞き分ける力というのは、外国語を習得する際に非常に役立ちます。日本人は、言語学上、英語の習得はあまり得意ではないと言われています。それは、聞き取れる音域の幅が英語圏の人に比べて狭いからだそうです。しかし、ピアノを習うことで、音を聞き取る力を高めることができます。それがひいては外国語習得の際に有利に働きます。
小学校や中学校の音楽の授業では、いろんな楽器を演奏したり、歌を歌ったり、楽典の基礎を学んだりします。ピアノを習っていれば、それらを問題なくこなすことができるでしょうし、音楽を得意科目にすることもできます。場合によっては、入学式や卒業式、音楽会など、学校生活のなかで活躍する機会にも恵まれて、一躍人気者になれるでしょう。
ピアノレッスンでは、どんどん新しい課題曲にチャレンジしていきます。ひとつの曲が弾けるたびに、「レパートリーが増えた!」「弾けるようになって嬉しい!」という達成感を味わうことができます。達成感を味わうことで、自信もついていくので、「次はこれをやってみよう!」と新しいチャレンジに意欲的になっていきます。この意識は、大人になってからもとても大切なものだと言えるのではないでしょうか。
ピアノを通して高められる能力は、人生のあらゆるところで役立ちます。それは勉強であったり、困難に立ち向かう力であったり。また、社会に出てから必要となる忍耐力や自分をアピールする力もピアノによって鍛えられます。ピアノをなることで得られることは、人生そのものを豊かにしてくれる力を養うことができると言えるのではないでしょうか。
いかがでしたでしょうか?
ピアノを習うことは、お子さんにとって様々な面でプラスになります。
ピアノはできるだけ早く習わせた方がいいという話もありますので、習わせたいと思ったらでき流だけ早めにレッスンを受けさせてみてあげてくださいね。
ピアノを習わせる年齢についてはこちらの記事も参考にしてみてください。
ピアノは何歳から何歳までに習わせるといいのか?